蓮の言葉に光が頷く。
蓮は泣いたままのあたしの涙を優しく拭って、あたしの体を抱き上げる。
「蓮……」
あたしはぎゅっと、蓮の首に手を回して抱きついた。
「安心しろ。大丈夫だ」
「うん……」
蓮の優しい声色に、心が穏やかになっていくのがわかる。涙も引っ込んでいった。
蓮はそのまま幹部部屋へ向かっていく。
幹部部屋に入ると、そこには大河と隼がいた。
「おかえり〜〜」
なんら変わらない隼が笑顔で迎えてくれたことに、安心した。
大河も見たところ怪我をした様子はない。
「思ったより早かったな」
「そんなことより、どうなってんだよ!」
大河の呟きのような声に、タカが言う。
「あー、なんか急だったからさー。連絡わすってたわ」
大河があくびをしながら呑気に答える。
「わすってたじゃねぇよ……。こっちがどんだけ肝冷やしたと思って……」
「そんなことより、何で真梨抱っこされてんの?靴擦れ?」
大河は本当にこの襲撃のことを何とも思っていないみたいで、少し怒り気味のタカを無視して、そんなことを言う。



