愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】




そう言って中に入ってくる。

どうやらコースをもうすでに頼んでいたらしく、料理を持ってきてくれたみたいだ。

料理を運んで、さっさとスタッフは出て行く。



「さあ、食べよう」



気を取り直すような歩さんの声で、食事が始まる。



「歩さんは何の仕事を?」



俺の質問の矛先が歩さんに移る。

歩さんは陽子さんから俺の矛先が変わったことにあからさまにホッとしたように息を吐く。



「探偵事務所で働いているんだ」

「ああ、どおりで……」



俺の居場所を、突き止めたわけだ。

今の自分の情報は自分で守っているから、施設かどこかに昔の情報が残っていたんだろう。

そこから加賀美に辿り着いた訳か。



「どおりで……?」

「いえ。何でもありません」

「颯は今、何をしてるの?」



陽子さんが今度は俺に聞いてくる。

さっきまで泣いていたのに、打って変わって明るい声だ。



「えっと……」