愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】




しばらくしてパンケーキと飲み物がやってきて、おしゃべりしながら食を進める。

話の中心になってるのは大河と隼、菜穂。

蓮とあたしはそんなに話すタイプでもないし、時々相槌を打ちながら話を聞いていた。





パンケーキも大体食べ終わったころ、お手洗いに行きたくなって立ち上がった。



「ちょっとお手洗い行ってくるね」

「え? あたしも一緒に行こうか?」



菜穂が声をかけてくるけれど、あたしは首を横に振った。



「大丈夫だよ、すぐそこだし。気にしないで話してて」



そう言って、席を立った。





パンケーキ屋を出て、すぐ近くのお手洗いに向かう。

ササっとお手洗いを済ませ、パンケーキ屋に戻ろうと足を進めた。

――その時だった。



「あっれぇ~? めっちゃか~わいい子はっけ~ん」



視界に入り込んできたのは、銀色。

いきなり目の前に現れたその人に、びくりと後退ってしまう。