「これからどうする? どっかまわる?」
隼があたしたちの顔を見て言う。
あれからパンプスとパーティーバッグ、アクセサリーを一式買って、ショップを出た。
誰がお金を出すかで少し揉めたけど、それは良いとして。
「あたしパンケーキ食べたーい! ここに入ってるパンケーキ屋さん、すっごくおいしいんだって!」
「お、いーじゃん、ちょっと小腹空いたし」
菜穂と大河が盛り上がっている。
確かに今日のランチは少し早かったし、おやつにはちょうど良い頃合いだ。
反対する人はおらず、みんなでパンケーキを食べることになった。
パンケーキ屋さんでボックス席に案内されたあたしたちは、片方にあたしと菜穂、もう片方に蓮、大河、隼が座った。
菜穂と隼がパンケーキを頼んで、少し分けてくれるみたいだ。
あんまり食べたら夜ごはん食べられなくなるしね。
蓮と大河はコーヒー、あたしと菜穂は紅茶、隼はコーラを頼んだ。



