愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】




「これからどうする? どっかまわる?」



隼があたしたちの顔を見て言う。

あれからパンプスとパーティーバッグ、アクセサリーを一式買って、ショップを出た。

誰がお金を出すかで少し揉めたけど、それは良いとして。



「あたしパンケーキ食べたーい! ここに入ってるパンケーキ屋さん、すっごくおいしいんだって!」

「お、いーじゃん、ちょっと小腹空いたし」



菜穂と大河が盛り上がっている。

確かに今日のランチは少し早かったし、おやつにはちょうど良い頃合いだ。

反対する人はおらず、みんなでパンケーキを食べることになった。





パンケーキ屋さんでボックス席に案内されたあたしたちは、片方にあたしと菜穂、もう片方に蓮、大河、隼が座った。

菜穂と隼がパンケーキを頼んで、少し分けてくれるみたいだ。

あんまり食べたら夜ごはん食べられなくなるしね。

蓮と大河はコーヒー、あたしと菜穂は紅茶、隼はコーラを頼んだ。