片づけがほぼ終わっているなら、あたしにできることはたぶん無いだろう。 「んー、いったん部屋に戻るよ」 「了解。じゃあまた後でね」 颯と別れて、連と一緒につかっている部屋に向かう。 けれど、部屋までたどり着く前に、蓮が向こう側から歩いてきた。 「蓮」 「ちゃんとあったまったか?」 蓮の瞳が優しくあたしを見る。 さっきまで切なげに揺れていたのが嘘みたいだ。 「あ、うん。蓮はどこ行くの?」 「風呂」 蓮があたしを追い越してお風呂に向かっていく。