『巫女も老いて、巫女をやめると言った。余も承知した。巫女は、娘が依り代の質がないといい、孫娘も質がないと言っておった。余は、1人寂しくなったものよ。』
――――、“依り代”。
―――「弥生や、弥生には依り代の才があるようだねぇ。あぁ、安心だ。あのお方も安心だ。」
―――「曾祖母ちゃま?」
「依り、代。ね、ねぇ神様!」
『何か、小娘』
い、一々なんかムカつく!
寂しいの?本当かよ?!
「まさか、その巫女の名って…」
『むぅ?』
「姫月、皐月(サツキ)?」
『そうだ、そうだ。皐月だ。』
「そっか、曾祖母ちゃまか…」
『もしや、主は末裔か?』
「そうみたいだね―」
『そうか、ひ孫まで出来たのか。恋を一つ紡いで、巫女の末裔に会えるとは…』


