いつか絶対、人間になってやる。普通に通って良い大学、良い就職に務めても社会のゴミやニートだっている。そう思わせてくれたのも父さん。でもやっぱり、意味不明なモノが脳内をフル回転させる。
不登校を隠し、霊感を隠し、素の自分を出せず、闇の渦に振り回され俺はいつ抜け出せるのか? いつみんなと同じの立場に立てるのか。またモヤモヤしてきた。
「父さん、俺分かんない」
「……闇に吸い込まれた?」
「あ? 気分的にはね?」
考えてもよく分かんない。脳内が分からなくなっている。趣味をやるとか日常生活とかは普通にこなせる。でも自分となると、よく分からないのだ。
ある日、俺は気分転換に父さんと外出した。普通にコンビニ行って人気のない公園に言って。後から聞いた話では、無表情で怯えていたようだ。霊も目に入らなかったのも事実だ。
背中を押してくれたとしても軽かったら、届かないのでないか。なんか、こう、ふさいでしまった扉(心)を開かす何か。本人次第でも例え縛り付けられたら無理なのだ。

