【完】幽霊のカケラ




「おー、明日で不登校の日数か。ま、不登校になっちまって構わないよ。中学からゆっくり通いなさい」


 父さんが去ってから静かに涙した。溢れだす塩っぱい雫はずっと止まる事を知らなかった。

 俺は家にいる時は、変な言い方何も考えたくないので霊の本や推理小説を読んでいた。でも夜、ベッドに入ると頭の中は悪い映像でフル回転し始める。


「俺は弱い人間なの?」


 俺は耐切れず電気をつけ、PCの前に座った。接続先は虐めや人間不信で不登校になった方々のサイトである。このサイトでは軽い不登校と偽る者ではなく、ちゃんとした理由で苦しみ強い不登校方々がいるのだ。


【弱くなんかない】

【よなよななんかやない】

【不登校は強いとも言われてんだよ】

【人間の事を知ったのやから強い言うてるやろ?】


 そういう言葉が書いてあるのだ。中には不登校を馬鹿にしたコメントもある。それに自分が嫌になり苛々する。中には社会のゴミ。将来は死人。将来はニート。


「好きでなったんじゃない。貴様ら無能共のせいじゃないか。汚さを知らない……うぅっ……」


 俺、これから先どうすれば良い? 何処行っても変わらないのか? もう分からないよ。楽になりたいよ……。不登校を馬鹿にゴミ扱いするなよ……。


「無理、だよな。だって不登校になった奴らは弱いのだろ?」


 声に出してまた苦しくなる。