赤ちゃんでちゅけど?!

(僕は、今日初めてママさんの顔を見まちた。なんだかママさんおちゅかれでちゅね。)


(僕も大変でちたが、ママさんの声だけでなく、今日からは優しい手で抱っこしてもらえるでちゅ。幸せでちゅ。)


「ふ〜、お疲れ様。私の赤ちゃん、頑張ったね。」


疲れきった母は、手を伸ばし我が子を抱きよせた。そして、優しい顔で我が子を見つめる。


「…。」


「…?」



「…ぷっ!(笑)」


(あれ?ママさん今僕を見て笑ったでちゅか?僕、何か変でちゅか?!)


「この子、すごく色白だわ。それにあり得ないくらい指も長いし、何より…目が細すぎ(笑)」


母は、産後の痛みを忘れるくらい我が子の観察を楽しんだ。





(うわぁ〜ん!(泣)ママさんに嫌われたでちゅ!)


「オギャア〜!オギャア〜!」

「あらあら、いい子ちゃんね。泣かなくてもいいのよ。」
チュッ。

母は、優しく頬っぺたにキスをした。






「ふぇ…ふぇ、ふぇ…!」


(ママさんがキスしてくれたでちゅ〜!!!僕は、愛ちゃれてるんでちゅね。よかった〜。)





(…ぉ〜ぃ、ぉ〜ぃ)



(あれ?今誰かに呼ばれたきがしゅるんでちゅけど、気のせいでちゅかね?)


(気のせいじゃないぞ〜。聞こえるかの〜。)


それは、声だけが頭の中に話しかけてきた。



(どちらちゃまでちゅか?)


(わしはの、赤子らを無事に母親の体に送り届ける現場監督の天使じゃ。)














(…あっ、へぇ〜…。)




赤ちゃんは、しらけた返事をして、かなり疑った。





(おい、純粋な赤子が今悟った大人の風貌をかもしだすでない!本当じゃ!)


天使は、半ば泣きそうな声でいった。





(わかりまちたよ。信じまちゅから、泣かないでよ。所でその天使さんが僕に何の用でちゅか?)



(うむ。ちょっと手違いがおきてな、すまんがお前さんには、こっちに戻ってきてもらう。大丈夫じゃ、人間どもには記憶も変えとくし、変わりの赤子もおいてくるしの。)


(えぇ〜!!!)