さようなら、昨日までのあたし




そんなことを思っていると未緒が沈黙を破った。




「皆......こんなことになっちゃって......ごめんね。.....あたし追い付くからッ.........ちゃんと練習もする....だからッ「もう、いいよ。」



「えっ?」



「だからもう、いいよって言ってんの。あたし達は未緒がいない間頑張った。
未緒は何で先輩に言ったの?」



冷たい口調の美香。




未緒は俯いてしまった。




「....ただ.....相談するつもりだったの.....でも....何故か部長怒っちゃって....本当にごめんなさい。」




「未緒はさ吹奏楽好き?」




あたしは口を開いていた。




「好きだよ。だからこの部に入った。」




未緒の目には嘘はなかった。






あたしにはそれが聞けるだけで十分だった。





あたしだって未緒ぐらいの頃は全然ダメだった。




でも吹奏楽が好きだった。




だから頑張った。