しかしそうは言ったものの.....




「今のとこずれてる。もう一回。」



「うん。」



「そこ違う。未緒練習してる?」



「してるよ!」



「じゃあどうしてできないわけ?もう日にち無いんだよ?遅く入ったからって練習サボる理由にはならないでしょ。」




美香が冷たく言い放つ。




ごめんね。と未緒は音楽室を出た。




「美香言い過ぎだよッ」




「今のは流石にねぇ.....」



あたしと結衣の言葉に美香は俯く。




「でも皆焦ってるってこと分かってもらわないと困るでしょ?」


美香の意見は正しかった。