日は暮れ、行き交う人々の姿が減り、タクシーのヘッドライトが三人(正確には二人と一匹)を疎らに照らし始めた頃、ようやく便りの知らせが届いた。
「ヒッ!? なんだアレ!」
オッサンが驚く先には、頭に矢が刺さった不気味な落ち武者が、こちらへ向かって真っ直ぐ歩いて来る。
道端で、人間からパクったUNOで遊んでる礼子と眠り猫も、一瞬チラリと見た。
……が、それよりも遊びに集中してたいので無視した。
落ち武者は礼子を横切り、真っ直ぐオッサンの方に来て口を開いた。
「お……お……竜騎が目覚めた……光の女王の元へ、き……来てくれ……亀咲より……」
その後、恐怖の悶絶の顔を残して、落ち武者は地面に崩れるように散っていった。
どうやら亀咲の特殊能力を使った、伝言者だったようだ。
「てゆーか怖いから。なんでわざわざ、こんな落ち武者を伝言に起用すんだよ……」
ブツブツと1人文句を言うが、四獣霊本人には直接言えないので仕方がない。
礼子達もやっと動けると、体を伸ばしながら立ち上がった。
「ああ、やっと目覚めたみたいね、私の貯金箱。さあ、娘のとこにレッツラゴー」
先頭切って元気に向かうが、オッサンは別の心配もしていた。
先を歩く礼子の後ろ姿を見て、階級が『7』まで下がってる事が、不安を拭えない



