蝶と蜘蛛1

「いいや、このままそばにいて頂きたい。」

そう言って流星は私の方を見つめてくる。

「ああ、そう。」

私はそんなこと構わず外を見つめる。


「実はお話があって今日は来たのです。」

「なに?」

「私と結婚していただけませんか?」

「・・・・」

ああ、やはりそう来たか。