だから私はいつでも籠の中の鳥。

「そういうことになるわね」

「なんで?」

嗚呼、いちいちうるさい。

なぜそんなに興味を持つのかがわからない。

「さあね」

私は面倒になり適当に答えた。

「なんで濁すんだよ。」

すこし向きになる蘭。

はあ?なんでそこまでムキになるかわかんない。

苛々する。

「あのね、あんたには関係ないの。」

「まあ、そうだけど。」

だめだ。

私は蘭と話していると苛々する。

理由は分かっている。