極悪彼氏

【琥太郎】



仕事を終えて家に帰ったら真っ赤な顔の我が子。



朝までは元気だったよな?



保育園に送ってったし…。



「おかえり、コタロー」

「なんで…起きてんだ?」

「昼間保育園から呼び出されてね。病院行ったら風邪だって。今まで寝てたんだけど熱くて起きちゃったの」



トロンとした涙目で見上げられると胸が苦しい。



辛そうだな…。



「大丈夫か?」

「ダメ…」

「熱いな…」



隣に座るとクタッともたれ掛かってきて。



変わってやりてぇ…。



「何か飲まなきゃね」

「いらない…。気持ち悪くなったらどうすんの…」

「ならないから大丈夫。水分取らなきゃこの前みたいに点滴だよ?」

「ヤダヤダ!!飲むぅ…」



こんな時どうすればいいのかなんてわからない。



急に父親になった俺にはさっぱり。



「一緒に寝るか」

「パパと…?」

「ん、一緒に」

「ママも?さんにんで?」



想太郎が心配で別々になんて寝れる気がしない。