電車なんか恐くない




『大丈夫かい?

大きな深呼吸をゆっくり繰り返してごらん』




振り返ると


見知らぬ男性が


私を心配そうに見つめていた。




見ず知らずの彼を


信じれるか信じれないかなんて


今はどうでもいい。