次郎は、岩から降りると男達の所に行き皆に握手した。


中には、感動したのか次郎の手を離さない人も居た。


それから次郎は、島に居るメンバーを全員集めて上島と共にこれからかかる作業について説明を始めた。


作業班は、3班に分けられた。


1班が山に入り、次郎が三角と丸印を付けた大木を丸印から順に切り出して集める。


2班は、もう1つの狭い洞窟の貫通してる部分の切り広げと、その貫通部分から下に降りれるようにする事、そこに剣の会湯の街解放同盟公認戦闘船を持って来る事。及びもう1つの洞窟の整理。


3班は、島の上陸出来る部分つまり西側に土嚢(ドノウ)を積み上げる。1ヵ所だけは、上陸部分を作っておく事。


1班の班長が次郎だった。


2班は、上島が担当した。


3班は、河田がやらせろと言ったが藤本になった。


ちなみに愛弓は、新·日本の国境をデコルのと時々応援だった。


僕は、藤本と共に土嚢を作って積み上げる作業を他の5人の男達と行った。合計7人が作業にかかった。


もう1つの洞窟の方には、上島、和美を入れて合計やはり僕らと同じ7人だった。