「肝心な事は、頭の中で理論こね回して確率が、低いなら辞めると言う考え方を辞めるべきです。
確率で言えば今回の原発事故だって非常に低い確率なのにあんな事になってしまった。
確率うんぬんは、インテリもどきに任せましょう。
事故の確率が低いから安全なんて可笑しな話しです。
我々は、感じましょう。自分の心を感じましょう。
好きだという事は、理屈ですか確率ですか。
違うよね。感じるからですよね。感覚ですよね。
愛弓を好きだと言うのを感じましょう。
他の事についても感じましょう。
チャンスは、低くても後で行動しない事を後悔するより行動して後悔するほうがいいじゃないですか。
もしかしたらチャンスは、来るかも知れない。行動しない者にチャンスは、まず来ない。
椅子に座ってて自分の好きな人がくるわきゃない。
そうだよなあ!!」
男達も興奮して来たようで拳を上げた。
「行動しないで、人の揚げ足とる奴らを、見返したいよなあ!!」
ボルテージが最高潮に達して来た。僕も思わず拳を突き上げていた。
河田も和美も愛弓も藤本も上島も拳を突き上げていた。
次郎は、続けた。今やモヒカンは、完全にこれ以上立たないくらい立っていた。