漁船剣の会湯の街解放同盟公認輸送船は、大小島に向かって進んでいた。


3人の男は、さっきの次郎の気合いがまだ残っているのか押し黙っていたが愛弓だけは、はしゃいでいた。



「あ~今何か魚が飛んだよ。2日酔いも吹っ飛ぶね~。」


大小島までは、漁船で1時間弱で着いた。


半径500メートルほどの小さな無人島だった。


河田は、船を係留すると膝まで海に浸かりながら橋桁を舟と島に渡した。



次郎が橋桁を使って島に上陸した。


河田、愛弓、がそれに続いた。
僕も続こうとしたら次郎から声をかけられた。



「純一旗を持って来い。」



僕は、例の新·日本の旗を持って島に上陸した。


次郎はあらかじめ用意していたのか竹竿と穴の空いたコンクリートのブロックを持ってる来ていた。


竹竿に国旗を結びつけるとコンクリのブロックにそれを、立てた。


旗が風にあおられて、広がった。