「次郎さん桃子女の子ですよ。仮面ライダーは、ないでしょう。それも1号だし。」
「馬鹿野郎まずは、1号を知らずしてライダーは語れないだろう。それに桃子ちゃん喜んでたじゃないか。」
「ハイハイしゃべってないで早く積んでね。」
最初に言い出した愛弓が2人を止めて命令した。
3人は、うなずいて黙々と荷物を運んだ。
愛弓は、軽い食料品だけ運ぶと船の上で食料品のチェックをしながらキャ~とオ~とか言っていた。
愛弓強しだなと僕は、思った。
荷物は、3人で運ぶとあっという間に船に積み込まれた。
次郎は、吉井からもらった日本刀を袋から出すと鞘をから真剣を出した。
真剣が朝の光りにキラリと光った禍々しい感じは、しなかった。
次郎は、それを、見ながら気合いの入った低い声で言った。
「剣の会湯の街解放同盟今から大小島を占拠に向かう。
皆これから、色々あるだろうが、いよいよ始まる。心してかからろう。」
皆が次郎の気合いに押されたように少しの間黙りこんでおー!!と拳を突き上げた。