次郎達の漁船が海上保安庁の船の4隻目を攻撃し始めた時に、自衛隊の輸送船から攻撃を受けた。
自衛隊の輸送船から銃撃されたのだ。
誰も怪我は、なかったように見えたが次郎は、手榴弾を自衛隊の輸送船に投げた。
タタタと音がして自衛隊の輸送船は、次郎の反撃にも屈せずに更に銃撃を続けた。
次郎達の漁船は、舵を切り逃げるように島に戻って来た。
初めての相手からの反撃だった。
前回の海上保安庁の船との戦いは、一方的にこちらが攻撃しただけだったが、今回は、そうは行かなかった。
相手も当然だが、今回は、攻撃されたら撃ち返して来るのだ。
いや、攻撃されなくても撃ってくるのかもしれない。
次郎達の漁船への攻撃を見る限り躊躇いがあるようには、見えなかった。
国から、許可が出てるのだろう。
こちらに死者や怪我人が出ても仕方ないと考えているのだろうと思えた。
それに、対してこちらは、次郎の攻撃を見ても分かるか、死者も出来たら怪我人も出したくないのが本音だった。
確かに、海上保安庁や自衛隊を敵扱いしていたが、本当の敵は、海上保安庁や自衛隊では、ないからだ。
では、本当に銃撃をしても良い敵は、となると難しい。
国家を代表する何かか?
では、今の総理大臣か、或いは天皇か?


