「次郎さん、皆、それぞれ覚悟してんのよ。
自分だけが覚悟してるみたいな顔は、やめてよ。」
愛弓は、僕と同じ事を考えてたらしく次郎に強い調子でそう言った。
「ああ、すまん。そう言うつもりは、全くなかった。
そう見えたならすまん。
俺もやっぱりまだまだだなぁ。」
次郎が苦笑いを浮かべながら謝った。
「まぁ俺は、皆を軽視してないよ。
分かってくれ。
それで最初の作戦だが敵が来たら公認輸送船で海上で迎え撃つ。
俺と河田と井原兄弟だ。
陸には、純一、愛弓ちゃん、上島の親方、和美ちゃんが待機してくれ。
出きる限り最初にビビらせてやるから。
陸は、俺が合図するまでは攻撃をするなよ。
陸からの攻撃は、俺が戻ってになると思う。」
「ちょっと待ってよ。陸に、そんなに待機しなくっていいんじゃない。
皆で行こうよ」
愛弓が反発した。
僕も上島も和美もそうだと言って愛弓を応援した。
「いや、駄目だ。全員は、駄目だ。
もしも俺達が失敗したら陸から反撃しないといけない。
誰が指揮をする?
誰が皆を動かす。
純一1人じゃ手が足らないだろう。」
「それは、分かったけど、そっちだって人数足らないよ。
私が行く。
陸は、純一君と上島の親方と和美さんで充分でしょう。」
次郎は、渋い顔をしながらも頷いた。


