朝、目が覚め洞窟から出ると空は、晴れ渡っていた。



次郎も愛弓も先に起きて焚き火を囲みながらコーヒーを飲んでいた。



二人は、ラジオを聞きながら何か談笑をしていた。



「次郎さんやっぱり男の人は、溜まるんでしょ?」



「愛弓ちゃん、こう言うと誤解されたら困るけど女の子だってやりたいってあるだろ?」



「あるよ~。あるある。」



朝から下ネタを話してるようだった。



次郎は、愛弓に対して今は、緊張しないようでリラックスしてこういう話しが出来るようになっていた。



しかし、今日は、決戦の日なのだ。



僕は、苦笑いしながら顔を洗いに行こうとした。



「性欲小僧おはよう。
性欲小僧なんて溜まって仕方ないでしょう?」



久しぶりに愛弓に性欲小僧と呼ばれた気がして愛弓の顔を見ると少し目が腫れて赤いように感じた。


もしかすると、眠れなかったのかも知れない。



次郎は、髭を綺麗に剃りモヒカン頭を整えていた。



表情は、いつもの通りだった普段よりリラックスしてる感じがするくらいだった。



僕は、愛弓の言葉を笑いながら無視して二人におはようと言うと顔を洗いに行った。