次郎は、そう言うと河田の肩をポンと叩いた。
河田は、次郎から肩を叩かれ少しよろめいた。
僕は、睾丸がキュッとなる音がした気がした。
次郎は、僕のそう言った気分を知らないのだろう笑いながら続けた。
「純一に言い忘れてたな~すまん。
河田も、剣の会のメンバーだ。主に陸との連絡役をして貰う。
こいつは、本当に人を刺してるからな。剣道どころじゃないぜ。」
「次郎さんありゃ刺したんじゃなくて転んだ所に親方の太ももがあったんですよ。
揺れてましたからね。船の上の事故ですよ。
もう人聞き悪いなあ。」
「だけど、お前あの親方嫌いだって言ってたじゃないか?
あれが原因であの親方死んだよなあ。」
「またまた人聞きが悪いなあ。わざとじゃないですよ。
それに親方生きてますよ。
次郎さんこないだ会って今回の事に親方出来るだけ協力してくれるって言ってたじゃないですか。
今じゃここの漁協の組合長ですよ。
それに俺は、親方嫌いなんて言ってないですよ。」


