特に何かの話題で盛り上がったりは、しなかったが3人で居ると何だか落ち着いた。
温泉小屋は、藤本の反乱の時に、多少被害を受けたが直ぐに修理されていて、次郎と愛弓と僕は、毎日温泉に入った。
次郎は、僕と温泉に入りながら時々話した。
もうそろそろ、国が動くだろうと次郎は、考えていた。
しかし、慌ててる様子はなかった。
待っている感じが次郎の様子から伺えた。
「次郎さん国に勝てますか?」
僕は、温泉に2人で入っている時に次郎にストレートな質問をしてみた。
「純一お前は、どう思う?」
次郎は、逆に僕に質問して来た。
僕は、しばらく考えて言った。
「冷静に考えたら勝てないでしょうね。」
「なるほど。」
次郎は、僕の言った言葉にゆっくり答えると目を閉じた。
僕は、次郎が何か言うだろうと待っていたが次郎は、目を閉じたまま何も言わなかった。
その話題が次郎の口から再び出たのは、洞窟に戻って愛弓が温泉から上がり焚き火を3人で囲んでいる時だった。


