藤本と佐竹の裏切りから何日か経った。


島に居た裏切り者達全員が街に戻って行った。



亀山組の吉井組長から次郎に謝罪の電話が入ったが次郎は、逆に自分自身のやり方が間違えていたのかもしれないと謝った。



上島は、手術も成功して本人は、島に戻りたがったが次郎がまだ静養してくれと頼み仕方なく入院生活を続けていた。



作業する人達に藤本達の裏切りとその処理について動揺もあったようだが皆仕方ない事と考え大木の始末や修理を急いだ。



藤本、佐竹、上島が居なくなった為作業の指揮や色々な雑用が一気に増えた。



河田は、特に今まで与えられなかったポジションを与えられ苦労しているようだが、それなりに楽しんでもいるようだった。



河田を使えない男と少し考えてた僕は、今回の件で使えないで無くてポジションをきちんと守る男だと思うようになった。



しかし、相変わらず和美や次郎には、怒られていた。



作業に来るメンバーは、一時期減ったがまた少しづつ増えて1番多い時期と同じくらいの人数になっていた。



ローテーションにきちんと来るメンバーか役70人で不定期ながらもレギュラーで来るメンバーと合わせて200人ほどだった。



たまに、興味本位で来る人達は、既に出来上がっている結束力に疎外感を覚える者も居て大抵すぐに来なくなった。



女性のレギュラーメンバーもずいぶん増えて今では、全部で40人近く居た。



女性陣は、和美や愛弓の様に戦闘服を着て地道な仕事をコツコツやった。