「佐竹には、主張なんてないよ。
金儲けの為なら動くよ。
後の連中は、元々俺が亀山組で貸し金やってた時の借金作ってる連中だよ。
まぁこの部門も俺が立竜会にそのまま持って行くがな。
つまり、ここで働いて俺の言うとおりにすれば借金は、チャラにしてやるって話しだよ。」
「なるほど。汚いなぁ。
しかし、亀山組は、貸し金たってまだ良心的な方じゃなかったのか?」
「吉井の親父は、そう思ってるだろうが、ヤクザの貸し金に良心的なんてないぜ。」
「まぁそうだな。しかし、吉井の親分も裏切ってたのか?」
「次郎、そりゃ、裏切りじゃないぜ。
亀山組を何とかする為に隠してただけだよ。」
「まぁいいか。
お前の考え方だからな。
よし分かった。
純一、愛弓どうする?藤本、佐竹とタイマン勝負するか?
俺は、無理にしろと言わんよ。」
次郎が、僕達の方を向いて聞いた。
「私は、やるよ。どっちでもいいよ。
佐竹ね、藤本の方がやりたいけど、純一君に任せるよ。
さっさと片付けちゃおうよ。」
愛弓が少しイライラしながら言う。
しかし、佐竹は元レスリングのオリンピック有力候補だったのだ。
体格も違い過ぎる。
愛弓は、分かっているのだろうか?
分かっていない訳がないか。
しかし、いくらなんでも無茶過ぎる。


