河田は、煙草を捨てて足で火を消しながら続けた。



「まぁあの人は、結婚出来ないなあ。

欠陥人間だからなあってかなんて言えばいいのかちょっと分からないなあ。


あんな人見た事ないからなあ。


しかし、次郎さんも無茶始めたなあ~。

参るけどなあ。あ~俺も剣の会のメンバーになっちゃてるよろしく。

強引だからなあ。次郎さんは。

ちなみに次郎さんより俺の方が若いからな。

それだけは、忘れないでよ。

傷つくからな。年上に見られるのは。

40になったばかだから。それだけ覚えておいてよ。」



僕は、河田が次郎よりも年下に見えなかったが、河田は、次郎より年下である事にこだわっていたから適当にうなずいておいた。


それよりもいつの間に剣の会のメンバーが増えていたのに驚いたが、次郎にその辺は、任せておけばいいかと思った。


クラクションの音がした振り向くと軽トラックに乗った次郎だった。