「今日よ。言わないでおこうと思ってたのについばれたか。」



「そりゃ、めでたい。」



次郎は、そう言うと洞窟の奥からウィスキーの瓶を持って来た。



「次郎さん、私お酒辞めてのんよ。」



「そう言うな。こういう時は、特別だろう。」



次郎は、そう言うとさっきまでホットミルクが入ってたカップにウィスキーを入れた。


愛弓と僕のカップにもウィスキーを注ぐと大きな声をだした。



「愛弓ちゃん誕生日おめでとう!」



愛弓も観念したようでウィスキーを一気に飲んだ。


次郎も僕も愛弓にならって一気に煽った。



「純一お前は、誕生日いつだ?」



「僕は、3月16日ですよ。
次郎さんは?」



「俺は、8月3日だよ。」



ウィスキーのボトルは、直ぐに空いて次郎は、2本目を持って来た。


皆久しぶりのアルコールのせいか酔っ払った。



「次郎さん、一体今誰が1番強いのかなあ?」



「ハハハ性欲では、純一かな。」



「あ!それ言えてる。」



僕は、そうかなと思いながらも笑った。

楽しい夜に変わっていた。