「続ける事だな。震災への支援は。

だが俺は、これは、1つのきっかけだと思ってる。

神が俺に行動しろと言ってるんだと思う。

俺は、神なんて信じないがな。

俺に、きっかけを与えてくれてるんだと思ってる。狂った計画かも知れないがな。」



次郎は、具体的な計画を僕に、話した。


僕は、あまりにも無茶な計画にびっくりしたが、次郎は、真面目だった。



「純一、無理しなくてもいいし俺は、成功するとは、思わないが最初から失敗すると思ってやる訳じゃないよ。

昔ある格闘技家がある強敵と戦う時に、記者から負けたらどうしますかって聞かれてこう返した。

『負けると思って戦うやつは、居ねえよ!』

ってな。だから無茶でも俺なりのやり方でやるよ。

お前は、どうする?」


次郎は、すっきりした顔をして聞いてきた。

何か悟りきったような顔をしていた。