「ウケそうだなぁ。その格好。
ところで社長は、元気かな?」
「元気よ。次郎さんの事を恐がりながらも応援してるって感じよ。」
「何を恐がるのかねえ。
嫌だねぇ噂ってやつは。」
「次郎噂じゃないだろう。
ところで、しばらくは、全体の指揮をとってくれよ。
次郎が居ない間純一君大変だったから少しは、楽をさせてあげてくれよ。
全体を見て回り指示をしてくれよ。
1つの作業に集中するのには、人間も居るが全体を見て回れる人間は、居ないしまだ細かい部分を次郎が手直しの指示をしたり、付け加えたい部分の指示も頼むよ。
何せ完全に全体像が分かってるのは次郎だけだからな。」
上島が言った。
いつの間にか上島、河田、和美、佐竹、藤本と皆が次郎のそばに集まっていた。
「全体たってそりゃ上島の親方でいいんじゃないのか?」
「何を言ってんだ。俺は、喧嘩のやり方が分からないよ。
次郎、お前が指揮しなくて誰がするんだよ。
純一君も良く頑張ったが最後の詰めは、次郎がやらないでどうするよ。」
「そうよ。肝心な最後の詰めを指示しなくってどうするのよ。
作業するのは、皆で出来るはずよ。
きちんとした指示管理がなけりゃきちんとした物は、出来ないでしょう。」
和美も上島に賛成した。
集まった皆もうなずいている。


