愛弓に最後は、ちょっと訳が分からない事まで言われて僕は、渋々引き下がった。



愛弓は、今では、島にいる時には、ノーメイクだったしその上アーミーパンツに作業ジャンパーを着て編み上げのブーツを履いていた。



遠くから見ると女の子だとは、思えなかった。


しかし、近付くとノーメイクの愛弓は、幼く見えた。



和美も全く同じ恰好をしてやはりノーメイクだった。


こちらは、体格がいい為に、近くでみても男と間違えてしまいそうだった。



しかし、沢山の女性を指導するのは、疲れた。


中には、スカートで来てる女性もいたし、やたらに用もないのに僕を呼ぶ女性や身体を触りたがる女性がいて困った。



ほとんどの人を、山に入っての薪集めと愛弓と和美の料理の手伝いをさせたが、山に、虫がいたと騒ぎ出す女性や包丁も使った事がない女性には、参った。



しかし、中には、強者も居て男と一緒に大木の切り出しや、もう1つの洞窟の工事を一緒にやったり土嚢積みを、男顔負けの勢いで行う人もいた。


最初沢山来ていた女性達からだんだん淘汰され5日もすると7名ほどがローテーションに残った。


愛弓の言ったようになった訳だ。