あの僕の下手な決意表明から、3日が過ぎた。


作業にくる人々は、増え続けていた。



漁船2艘では、間に合わなくなり、3艘目を河田が、剣の会の行動に共感している漁師仲間から使ってない古い漁船を借りてきた。



しかし、少し困った事も起きた。


島に来るローテーション人々の中に女性が急激に増えたのだ。



今までも何人かはいたが皆1日で帰って行った。



女性に向く作業を割り当てたり、愛弓や和美の手伝いをさせたが皆想像したよりキツい環境に驚き帰って行った。



今回なぜ、女性が増えたかは、愛弓のブログのせいだった。


愛弓は、ブログに僕の顔や上半身裸の写真を沢山載せた。



『剣の会のイケメンナンバー2が直接あなたをご指導します。』



と書いていた。


愛弓に文句を言った。



「今は、人手が要るんだから100人来てそのうち1人でも残ればいいじゃん。


一時的でも、来てくれたら作業は、捗るじゃない。


今は、いつ何が起きてもおかしくないのよ。


ここの要塞化を急がないと猫の手を実際借りたって肉きゅうが気持ちいいだけでしょう。」