しばらく、何も起こらない日々が何日か続いた。


河田も藤本も次郎もすっかり傷が癒えて作業は、ローテーションで上手く回っていた。


作業に参加する人は、確実に増えていた。


ローテーションも無理のないローテーションが組まれた。


中には、宮本のように毎日来たがる人も居たが長丁場になるからと次郎が説得した。


土嚢積みは、山にまで積み始めていた。

もう1つの洞窟は、広くする為の作業が続いていた。


木の切り出しもまだまだ時間がかかっていたし他にも細かい作業が山のようにあった。


僕は、次郎に言われていた剣の会湯の街解放同盟の趣旨説明を愛弓と考え簡潔にまとめた。


多少愛弓の色が出過ぎたかも知れないが次郎は、それで良しと言った。


他のメンバーにも異論は、なかった。


いつの間にか藤本も上島も剣の会のメンバーになっていた。

内容はこうなった。