一気に下るってこの高さをかよ。
死んじゃうかも知れないよ~と僕は、びびった。
「上島の親方ここは、俺と純一で下りますよ。」
「何言ってんだ。藤本君。俺を年寄り扱いする訳か。
なめてもらっちゃ困るよ。」
「いやいや、そうじゃなくて、もしも、怪我をした場合ここの作業の細かい指示になると次郎さんだけでは、とても大変ですよ。
それに俺は、倉木のやり方が気にいらないんであの喧嘩屋の始末は、俺がやりたいですよ。」
藤本がそう言って上島をなだめた。
「よし!純一と俺で行くから3人は、驚かせる為に石をあの野郎にぶつけてよ。
俺達が下に着いたくらいのタイミングで頼むよ。」
「性欲小僧男の見せ場だね。」
愛弓が笑いながら僕の肩を思い切り叩いた。
藤本は、作業ジャンパーを脱いだ。
「純一、上着を脱いでケツに敷くんだよ。
それでソリのように下に降りるからな。」


