中から返事はない。 俺はそーっと扉を開けた。 「佑月…」 佑月はベットの上で眠っていた。 疲れてたんだろうなぁっ…て。 「可愛い…寝顔だな。」 ずっとここに…いてもいいんだぞ? だから… その前に、俺の気持ちに気づいてくれ。 「好き…だ」 そっと呟いた。 この声が、佑月に聞こえていればいいのに。 …なんてな。 「佑月!お〜い佑月!起きろ、飯だぞ」 「ん〜…」 起きる様子のない佑月を、俺が揺すり起こした。 .