廊下の時計を見ると、もう下校時刻になろうとしていた。 窓の外を見る。 日は沈みそうで、暗くなりかけている。 オレンジの上に、うっすら水色と紺色。 その中に小さな星がきらめいていた。 「あたしもそろそろ帰ろう」 家でお父さんの帰りを待とう。 そして一緒にケーキを食べよう。 教室においてあるカバンを取りにいくために、あたしは三階まで続く階段を一気に駆け上った。