虹の音



「うっわ、重っ……」

よろよろと蛇行しながら一歩一歩前へと進む。

ホントに哲っちゃん最低。

よく結婚なんて出来たものだ。


そんなことを思いながらやっと資料室までついた。

…だがしかし。

両手が塞がってるせいでドアが開けられない。


「どうしよ…」

この資料たち、一回床に置いたらまた持ち上げるの大変そうだし…。

ドアの前で迷っていたとき。


「…手伝いましょうか?」


とある少女の、聞き慣れない声がした。