【月人side】 はぁ…。 せっかくのプロボーズが失敗に終わったまま車に乗り込んだ。 『亜依菜、これ。』 プロボーズは失敗しちゃったけど指輪を渡した。 『ずっと一緒にいような。』 『うん。』 受け取った指輪ケースをあけ自分ではめようとしたから俺がはめた。 『先生ありがとう。すごくきれい。』 亜依菜は嬉しそうに手を月の明かりに照らした。