佐伯くんはなぜか顔を赤くして頷いた。

「なに?」

そんな、佐伯くんに構わずに

「佐伯くんは、どうして私のこと姫って呼ぶのー???」


そう、私が疑問に思っていたこと。
それは、佐伯くんと何人かの男の子達が私のことを"姫"と呼ぶこと。


「ん-とねぇ。な・い・しょ・☆」

と、最後にご丁寧にウウィンクまで決めて佐伯くんは言った。


「え~~!!!何それぇ!!気になるよ~!!!教えてよ~!!ねぇ、佐伯く~ん!!!」