奥州の山賊






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米沢城である。




「源九郎は殺されてしまったのか…――――」




そういう政宗にひすいはこくりと頷いた。




「――――俺は、源九郎が好きだった。あいつの笑顔にいつも励まされた。けど、誰かが俺の大切な人を奪った…」




「ひすい…――――」




「だから、許さねえんだ。俺がこの手で仕留めるんだ」




政宗は悲しそうに目を閉じた。



「――――では、今のお前はその仇討ちのために生きているのか…?」



「そうだよ、もうじき調べがつくはずなんだ。やっと…、やっと終わらせられる…!」




ひすいは決して泣いてはいないが、政宗には泣いているように見えてしまった。



そこまでして、仇討ちをしたいのか?



彼女の動源力がそれのためなのか?





ならば、それはとても悲しい。




「仇討ちが故に生きようとするのはたかが自己満足でしかない」



「なんだとっ…!」




咄嗟にひすいは政宗の胸ぐらを掴んだ。



しかし、その政宗は冷静にひすいを見上げていた。




「誰がなんと言おうと、源九郎をやった奴を殺さないと気が済まないんだよっ!」