奥州の山賊







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「あーあ。ありゃ、やっちゃったねーー」





ツバメは見物にと、城外の松の枝の上で胡坐をかいて見ていた。






「トンビの毒は結構効くからなー。あの女、死んじまうかもね」






ツバメがケラケラ笑っていると、突風が吹き、彼の隣にそのトンビが現れた。




トンビは腕組みをしながら怪訝そうな顔をしていた。







「あいつ…。失敗(しくじ)ったか───」





「そうなんだよー。一番大事な人をグサっとだ」





ツバメは手を前に突きだし、その再現をしてみせた。





「む…────」





トンビは唸り、懐から小さな小瓶を取り出した。






「おいおい、あの女を助けるのかよ。お前もあの女にホの字なのか?」




「違う。ホの字なのは悠の方だ。あの女に今死なれては、俺たちはきっと悠に殺されるだろうな…」






「…………………………………………………………………………………………それは絶対避けてぇな」







トンビは冷や汗をかきながら、横目でツバメを見て頷いた。








「ああ。だが、これをどうやってあの女に飲ませるかだ…」






トンビが深く悩んでいると、ツバメがビシッと手を天へと挙げた。