「まただ…」
「また――?」
ひすいは豆吉の胸に顔を埋め、力なく呟いた。
豆吉はそっと、その震える頭を押さえてやる。
「俺のせいだ…。――――俺といたから……っ、こいつは、死んじまった―――――」
「姉貴…」
「豆吉ぃ…、責めてくれよっ!この情けねぇ俺を責めてくれっ―――!」
「姉貴、」
「あああああぁぁぁああっ!」
「姉貴っ!」
豆吉はしっかりとひすいの肩を掴み、まっすぐに視線を絡ませた。
「あんたは何も悪くない。そんなに自分を責めるなよ…。助八だって、あんたと最期にいられてよかったって思ってるさ」
慰めではない。
本当のことを言っているつもりである。
彼―――助八は、豆吉の良き理解者であった。
それがゆえに、様々な意見を言い交わしたり、相談などもし合っていた。
だからこそ、彼の気持ちがわかる気がするのだ。
――――否、たとえ彼女が傍にいたために死んでしまったとして責め立てる者は、この<鷹>にはいない。


