奥州の山賊






「ん?何でだと思う?」





楽しそうに呟くと、ひすいの顎をすくいあげ、そのまま口付けをした。





――――――また…っ!





ひすいは必死に顔を退けようとしたが、悠の指先がしっかりとひすいの顎先を捉えており、自由が利かない。






「ん…っ!……い、――いやぁ…っ」





拒絶の言葉が口吸いの合間に微かな音となって洩れ出す。



それが悠をさらに触発させたのか、口吸いは激しさを増していった。






「やめっ…――――――!ん…っ!」





前回とは比べ物にならない深い口付け、拒否も出来ないもどかしさ、そして視界が霞む。





どうにも抵抗が出来ず、ひすいの瞼は落ちてゆく……――――






―――――ズサッ…








悠にひすいの全体重がかかった。



しかし、彼は難なくそれを受けとめる。







「………激しかった?」




悠は唇を離し、ひすいの前髪を掻き分けた。





「―――――君もそそる声がでるんじゃない。………上出来。」





不適に微笑むと、閉じられた瞳の上に口付けを落とす。






そして、壊れ物を扱うが如く、ひすいを地面に寝かせた。