おなじ月...《短編》





**********





でも・・・幸せな時間は・・・続かない。





あたしたちは前以上にラブラブで、うまくいっていた。


お互い気持ちは通じていたし、お互いが大事な存在なんだって・・・





少なくともあたしは・・・そう思っていた。






ある日突然・・・何の前触れもなく・・・



研史からの連絡が途絶えた。




その前日までは、普通に逢って、普通にセックスして愛し合って・・・


いつもと何も変わらなかった。




「サキ、好きやで」




その言葉もちゃんと聞けたし・・・。




メールは全く返ってこなくなった。


電話をかけても繋がる・・・けど、電話に出ることはなかった。





意図的にあたしを避けているのは・・・ほぼ間違いない。





意をけっして、あたしは研史のマンションに向かった。


オートロックを解除しようト、ナンバーを押すけど解除できない。





ベランダ側に回って、研史の部屋を見る。



・・・カーテンがない。




騒ぎ出す心臓と不安感から来る冷や汗・・・



マンションの駐車場に行くと、インテリアになりつつあった高級車も・・・なかった。




・・・研史が・・・引っ越してる。



その現実を目の当たりにしたあたしは、ヘタっとその場に座り込んでしまった。