「…んだよ」 「近々…実習テストがありまして……」 そうだったんだよね…。確か、あたしこれを落としたら……うん、これは内緒にしておこう。 「ほぅ……んじゃそれを教えればいいか?」 「えっ、ええっ?!」 「んだよ」 「教えて…くれるんですか!?」 霧野くん、あなたは神ですか! 「おうよ」 霧野くんはフッと笑いながら、冷蔵庫を開け出した。