キャラメルを焦がさないようにゆっくり、丁寧にかき回していると、だんだんキャラメルの色になってくる。 「うわ!凄いっキャラメルになった!」 「あたり前だろうが、キャラメル作ってんだからよ」 「ええ!凄い凄い凄いっ」 「あーはい、わかったから」 それからも冷水を垂らしてこねたり…といった作業を続けて、冷蔵庫で固めて30分。 「なっ…生キャラメル!」 この料理のできないあたしが頑張って頑張って作った…ほとんど霧野くんに助けられたけど。