「あんた、こんなところで何してんの」
飲み会が終わり、駅からマンションまでの帰り道にある緑地。
星空を見上げ、流れ星を目で追って地上に目をやると、夜中に女の子が一人で出歩いていた・・・
田舎ならともかく、都会ではそこまで違和感がないのだが、何故だか気になってしまい声を掛けてしまった。
驚いたような表情でこちらを振り返ってきた女の子は、歳はだいたい俺と同じくらいだろう。
しかし、俺とは決定的に違うところがあることに気づいた。
俺はどうやら厄介な奴に声を掛けてしまったらしい。
気になったのも、恐らくそのせいだろう・・・
「あなた・・・
私が見えるんですか」
悲しいことに俺は幽霊に話しかけてしまった。
小さい頃から霊感が強く、金縛りは日常茶飯事、幽霊を見るのも珍しくなく憑かれたことも一度だけではない。
生きている人と幽霊の区別くらいはできるようになっていたつもりだったが、この幽霊は全く気づかなかった。
夏にしては涼しい風が吹いて、肌に当たり少し肌寒さを感じた。
ふと上を見上げると、今日はやたらと綺麗な星空が広がっていた。
こんな夜に俺は何ということをしてしまったのだろう・・・
飲み会が終わり、駅からマンションまでの帰り道にある緑地。
星空を見上げ、流れ星を目で追って地上に目をやると、夜中に女の子が一人で出歩いていた・・・
田舎ならともかく、都会ではそこまで違和感がないのだが、何故だか気になってしまい声を掛けてしまった。
驚いたような表情でこちらを振り返ってきた女の子は、歳はだいたい俺と同じくらいだろう。
しかし、俺とは決定的に違うところがあることに気づいた。
俺はどうやら厄介な奴に声を掛けてしまったらしい。
気になったのも、恐らくそのせいだろう・・・
「あなた・・・
私が見えるんですか」
悲しいことに俺は幽霊に話しかけてしまった。
小さい頃から霊感が強く、金縛りは日常茶飯事、幽霊を見るのも珍しくなく憑かれたことも一度だけではない。
生きている人と幽霊の区別くらいはできるようになっていたつもりだったが、この幽霊は全く気づかなかった。
夏にしては涼しい風が吹いて、肌に当たり少し肌寒さを感じた。
ふと上を見上げると、今日はやたらと綺麗な星空が広がっていた。
こんな夜に俺は何ということをしてしまったのだろう・・・