【完】禁断の恋

ある日の休日。
『あ、俺あの犬に会いたい』
そう言った悠希。
ママたちがいない日に、家に来た。
『おじゃまします♪お、女の子っぽい部屋じゃん?』
「あんまり見ないで~今飲み物持ってくる。コーヒーでいい?」
『あ、サンキュ』
あたしはコーヒーとココアを持って部屋へ。
「おまたせ」
『ありがと』
あたしは悠希の前に座った。
『コイツ、可愛いな』
「でしょ?」
『心みたいで♪で、コイツの名前は?』
「なっ!か、からかわないでよ悠希!」
あたしの頬は赤くなる。
「ワンッ」
「『え……』」
し、しまった!
『え、今、悠希で反応した?』
「ワンワンッ」
そう。
たしかにこの犬の名前は悠希。
通称ハルだ。