【完】禁断の恋

『帰るか』
「…はい」

あたしたちは、違う方向へ歩いた。
今からは、また先生と生徒。


先生、1年後、きっと、ここで。


あたしの気持ちはきっと、変わらない。


あたしは振り返り、先生の背中に呟いた。
「先生、好きです。1年後、待ってます」

卒業まで、あと、1年。